このブログを書いている人とその家族について
ぽより:スライムの自画像で施主ブログを書いているヒト
むにさん:道連れでスライムにされた旦那さん
関西ハウスメーカー『泉北ホーム』のスマイルパッケージで家を建てて2023年12月に引き渡されました
要望書をメールで送ったぞ!
住設や建具のショールームも見てきた
いざいざ! 営業図面打ち合わせ!
…………。
いや、営業図面ってなんぞや?
という方に向けて、我が家がおうちづくりをお願いした関西のハウスメーカー・泉北ホームでの打ち合わせフローや、我が家の営業図面打ち合わせについてざっくりとお伝えしていこうと思います。
うん、書いている今この瞬間から分かる。ざっくりとか言いながらこの記事、長くなるわ。
関西のハウスメーカー・泉北ホームのざっくりとした打ち合わせの流れや、とある夫婦による泉北ホームの営業図面打ち合わせの様子を知ることができます。間取り検討の参考に……なるのかな、どうかな……
そもそも営業図面打ち合わせとは?
2022年9月契約時のスマイルパッケージでは、概ね以下のような流れでおうちづくりの計画を立てていくようになっていました。
- ①営業図面打ち合わせ
担当の営業さんとおおよその間取りを決める打ち合わせ
- ②設計打ち合わせ(基本1回)
営業図面の構造チェックでOKが出た後、担当の設計士さんと細かな寸法や造作オプション、壁補強などなど、構造に関わるあらゆる内容を決める打ち合わせ
- ③IC打ち合わせ(基本1回)
担当のインテリアコーディネーターさんと外観や建具、床の色、住設の種類、壁紙、照明などを決める打ち合わせ
この3つの打ち合わせを乗り越え、判子を押せば、いよいよ後は工事とカーテンと外構とネットと火災保険と引越とエトセトラのことを残すのみとなります。いや多いな?
脱線しました。
話を戻しまして、当時の泉北ホームスマイルパッケージでは、営業図面が決まらないと設計打ち合わせに進むことができませんでした。
そして泉北ホームあるある話のひとつなんですが、営業図面打ち合わせから設計図面打ち合わせまで結構間が空くのです。
此処からは「多分こういうことかな?」とぽよりが想像しているだけの話なので、色々と確証はないんですが。
おそらく泉北ホームは、月ごとに着工する工事の数が決まっていて、営業図面が決まったタイミングで担当営業が会社に申請、申請順に着工枠を埋めていってるんじゃないかと思います。
なので内部的には、営業図面打ち合わせ完了→社内で工事申請→着工枠予約(=着工時期決定)→着工時期から逆算して設計打ち合わせ時期を決める、という流れを踏んでるんじゃないかな……どうかな……。想像の話なのであまりアテにはしないでください……。
さて。 設計打ち合わせに進んだ後で大きな間取り変更希望が入ると、再度営業図面打ち合わせからやり直しになることもあるそうです。
あ、これ営業図面打ち合わせをやり直したら着工の予定が遅れるやつや多分
……それは、とても困ります!!
こどもエコすまいが間に合うかどうかの瀬戸際です!!
そう、こどもエコすまい支援事業の対象が「2022年11月8日以降に【契約】したもの」から「2022年11月8日以降に【基礎工事より後の工程の工事に着手した住宅】したもの」に変わった影響で、「我が家も間に合えば対象内!!!!」という状況でした。
間に合うなら補助金ほしい!!!!
泉北ホームは全棟長期優良住宅やぞ!!!!
申請通れば100万円とか行政有難う!?!?
というわけで営業図面で間取りを決めたら、あとは突っ走るしかねえ! ということで。
泉北ホームの営業図面打ち合わせは、我が家にとっては間取り決めの正念場といっても過言ではなかったんじゃないかと今になっては思います。
(泉北ホームで着工をできるだけ急ぎたい方にとっては、特に営業図面打ち合わせが間取り決めの正念場になりがちなのではと思います。まあ、2023年1月に営業図面決まった我が家の着工日が2023年8月頭とかなので、マジで急いでる人にはそもそも泉北ホーム向いてないという話もありますが……補助金が尽きそうな今なら、少しは契約減ってたりするのかな……どうかな……色々な事情でおうちづくりをお急ぎの方は担当の営業さんに着工時期の目安を先に聞いておくべきだと思います)
泉北ホーム営業図面打ち合わせの流れ
我が家の場合は、という前置きがつきますが、営業図面打ち合わせは以下のような流れで進みました。
- ①土地が決まったタイミングで担当営業さんから仮の間取り案をもらう
この時点ですでに6割方は我が家の要望がかなった間取りが来た。
- ②注文住宅要望書を作成してメールで送る
- ③初回打ち合わせ(2022年12月)
営業さんと注文住宅要望書の項目をひとつひとつ見ながらすり合わせ。
設計打ち合わせ・IC打ち合わせの範疇になる項目はざくざく飛ばしました。 - ④二回目打ち合わせ(2023年1月)
初回打ち合わせの内容を踏まえた図面を出してもらい、細かい調整
もっと時間をかけるお宅もあると思いますが、我が家の場合は担当営業さんが初っ端から出してもらった間取り案が「まあ、この土地に建てるならこういう配置になるよな……」という感じだったので、さほど大きな変更はしませんでした。
注文住宅要望書を用意していたこともあり、比較的スムーズに間取りが決まったんじゃないかと思います。
しかし打ち合わせの時に「あっ、そうなんだ!?」と思ったポイントがいくつか有ったので、まずはそちらをご紹介したいと思います。
泉北ホームの営業図面打ち合わせのポイント
①窓の配置には結構制限がある
居室の採光率についてはもちろんなのですが、家の形によっては窓を配置できる場所が結構制限されるんだなーと知りました。
できればここに窓がほしいんですけど……
あー……ここは難しいかもしれません。壁量が足りなくなるかも
壁量
我が家は家の配置が長方形に近いんですけれど、短辺にあたる部分の壁は窓の数をあまり増やさない方が良いとアドバイスされました。
というのも、耐震等級3を取得するために泉北ホームでは全棟しっかりとした構造計算を行います。
そして窓の配置によってはそのチェックでNGが出るかも……ということらしいです。
耐震等級のためならしかたあるめえよ
というわけで、窓の配置は意外と制限がありそうな印象です。
どう配置すればOK、という基準まではわかりませんが、「絶対にココには窓がほしいの!!!」という窓以外は、けっこう調整が必要になるかもしれません。
②窓じゃないのに窓の数として計上されるものがある
泉北ホームでは、標準で使える窓の数は◯◯箇所まで、というふうに数の制限があります。
オプション費用を払えば追加できますが、ここは標準内で収まるように考えていました。
ところでむにさん、トイレとお風呂に窓いる?
私は絶対掃除しないと思うからいらない派なのだけど……
あー……
まあ今もついてないけど困ってないし、いいんじゃないかな……
ならトイレと浴室の窓はなしにしてもらおうかー
というわけでトイレと浴室に窓はつけないことにしました。
ふふ、これで窓の数を3つ減らせたぜ……
減った分他の部屋に回せるね……
と内心ほくそ笑んでいたぽより。
あ、トイレの換気扇も窓としてカウントされます
なぬ!?
そう、トイレについては換気窓もしくは換気扇が必ず必要なのですが、この換気扇も窓の数として計上されるようになっています。
まあそれならそれでいいか
と開き直って窓を配置したのでダメージは少なかったのですが(窓が多いと気密も下がりますしね)、ご自身で間取りを考えるタイプの泉北ホーム施主さんは、このことを念頭に置いて間取り案を作成したほうがいいかもです。
③スマイルパッケージの壁は0.5マスが最小単位
おうちの間口……ほんの少し広くできないかな……
……こうしたら、スマイルパッケージの標準仕様範囲内かつ土地の容積率にも引っかからない気がする……
間取り図とにらめっこしながら、家の間口を0.25マス分(0.125間?)広げられないか営業さんに相談したところ、
あー……スマイルパッケージは0.5マス単位でしか間口や壁を設定できないんですよ
あ、そうなんですね?
収納部分については例外的に0.75マスの奥行きでも作れるんですけどね、すみません……
いえいえー。
それじゃこの土地で建てられる建坪いっぱいなんですね、この間取りで
はい、いっぱいいっぱいですー
という感じで間口についても営業さんの提案どおりのサイズになりました。
マイホームクラウドで間取り検討されている方のなかでは、ギリギリを攻めて4分の1設定で壁を作ったりしている方もいるかもしれません。が、スマイルパッケージでご契約の方は基本2分の1設定で操作しましょう(マイホームクラウド使ってないと「なんのこっちゃ」だなこの話)
と、色々な一条ルールならぬ泉北ホームルールの中、営業さんと一緒に考えていった間取り案。
せっかくなので今回は我が家こだわりの間取りを一部ご紹介しようと思います。
ぽより邸のこだわり間取り
①水回りはLDKから離した場所にひとまとめ
実はぽより、「絶対にこの間取りは嫌だ」という間取りがひとつあります。
トイレからお風呂に向かう時に、LDKを通らないといけない間取りは絶対イヤ。
そんなに?
うん。自分で賃貸探すときは、トイレとお風呂場が遠い物件はそれだけで除外してた。
バストイレ別を条件にして物件探ししてたけど、トイレとお風呂場の間に居室を挟むんだったら、バストイレ一緒の物件がよほどマシ。
そんなに???
うん、むにさんの想像以上に嫌いだったんですよね……あのテの間取り……。
ちなみに理由は女性特有の事情です。入浴前の面倒くささが爆上がりするんですよ、お手洗いとお風呂場が離れてると……。
力があれば流れる血も止められるとか幻想やぞ
というわけで、LDKから廊下を挟んで水回りを配置するのは私の中でマストの間取りでした。
それとねー、脱衣所と洗面所別にしたい
そうなん?
実家が脱衣所に洗面台置いてるタイプの家だったけど、お風呂入ってる時に父親が歯磨きとかしだすとめっちゃ気使うんよ……お風呂から出るタイミングを図らないといけないのが面倒で……父親がお風呂入っている時もまた然り……
ほへー……そういうもんだと思って気にしてなかった……
私ら夫婦ふたり暮らしの間なら全然気にならないと思うんだけどねー
あと脱衣所と洗面所が別だと、お客さんが来た時に脱衣所だけ隠せるからトイレと洗面所使ってもらいやすいとかある
あー……それはたしかにな……
あと浴室に乾燥機が標準でつくから、脱衣所にアイアンバーつけて部屋干しできるようにしたら、浴室のドア開けて脱衣所と浴室を大きな部屋干しゾーンにできると思うんだな
あとカウンターつけてアイロンがけができるようにもしたいし、カウンター下に収納つけて下着とか肌着とかお風呂上がりに着る服を片付けられるようにしたいし……
うん????
そう、脱衣所兼ランドリールーム計画をぽよりは打ち立てていたのです。
むにさんの家事が楽になるといいなって……
そう考えて、ぽよりが当初考えていたのはこんな間取り。
トイレからお風呂場までが一直線、廊下洗面にして脱衣所と洗面を分けて、長いカウンターとアイアンバー2本を造作でつけてもらって……予算があれば洗面台の幅を上げて、予算がなくても洗面台の横に棚とか置いて、横並びで使いやすいようにして……お風呂のドアを開き戸にしてタオルかけつけると便利そうよな……トイレも1階はオプションで引き戸にしたい……子どもが出来た時、トイレ介助がしやすいのは引き戸なのだ……
という感じで考えた間取りを頭のなかにしまいこみ、営業打ち合わせの中で口頭で希望を出しました。
あの、ここの部分を……こうして、こうして、こうしたいんです
ああ! なるほど、こうして、こうして、こうですね!
チョットチガウネ!?
でも、あれ? これなら脱衣所のカウンター前がちょっと広めになるな……カウンターチェアか折りたたみの椅子くらいなら置けそうだし、これだけスペースあればむにさんとふたり並んで洗濯物を畳めそう……?
廊下収納もこっちの方が収まりがいいし、洗濯機とアイアンバーの距離も少し開くから、干してる洗濯物が邪魔になる感じも減りそう……?
……はい、これがいいです!!!!!
という感じで水回りの間取りが決まりました。
ちなみに営業打ち合わせから設計打ちあわせの間で、お風呂のドアを開き戸にする案はなしになりました。
開き戸にしたかったんちゃうの?
まあ開き戸の方が掃除は楽そうと思ったけど、標準の折れ戸でも今のおうちよりは掃除しやすそうだし、せっかくお風呂の壁にマグネットつくのに、開き戸だと使える壁面積が減るよなーと思って
なるほど……?
水回りは設計打ちあわせでも若干アップデートされるのですが、それはまた後日のネタとしておきます。
②巷で不要論が強まるバルコニーの使い道
しかし最近は室内干しのご家庭多いんだねえ
うむー、中にはバルコニーなしにしちゃうおうちも増えてるっぽいよ
へえ……でも万が一の時の避難経路的な意味でバルコニーは有った方が安心感はあるよなあ
だよねえ……しかし使わないバルコニーを作っても意味ないと思うしなあ……そして2階の廊下から出入りできるようにしないと、使う頻度下がりそうな気がするんだよね……
とはいえ廊下からバルコニーに出入りできるようにって考えると、居室がどうしても狭くなっちゃう……
なるほどなあ
……
……ねえねえ、むにさん
うん?
いっそバルコニー、むにさん専用の屋外作業スペースにする……?
え、いいの???
うん。というか一番それがバルコニー活用できそうな気がする……
そう、3LDKで建てる我が家の居室内訳は、①LDK、②主寝室、③子ども部屋予定地、④むにさんのアトリエ室となっています。
むにさんのアトリエ室は、むにさんがやりたいことを色々できるようにと広めのスペースを取っています。
洗濯は1階の脱衣所と浴室、それから1階掃き出し窓にも干せるようにする予定だし……おそらくむにさんのアトリエ室とバルコニーを隣接させて、むにさん専用スペースってした方が、他の部屋もアトリエ室ももう少し広く取れるんじゃないかな
そ、そうしていいならそうしたい……
それじゃあそうしよ!!
というわけでバルコニーはむにさんの屋外作業スペースとするために、寝室ではなくアトリエ室に隣接する形で間取りを決めました。
用途がはっきりしないならバルコニーなしの方がメンテしなくていいし楽かな、と考えていましたが、明確に活用しそうな人が家庭にいるなら、その人が出入りしやすい場所にバルコニーを作るのはありかな? と思います。
③ぽよりの在宅ワークスペースはどこに
ぽよりのワークスペースはどこにするのん?
えっとねー、2階の廊下か1階の階段付近で仕事できるようにしたい
専用の個室はなくていいの……?
んー、自分の書斎っていうのは憧れるんだけど……私の特徴的に、個室に引きこもるとまったく周囲の情報が入らなくなると思うから……おこもり感は欲しいものの、周囲の気配はわかる程度にはしたい……深夜の持ち帰り仕事のことを考えると、寝室にワークスペース作るのも気兼ねするし……
できるだけ夜は寝ような
はい……
というわけで、私のワークスペースは1階リビング階段の隣に作ることにしました。
階段下のスペースでも良いんじゃないの?
階段下は、もし子どもが出来たらスタディスペースにしたいから……
リビング学習ならダイニングテーブルでも良いのでは……?
本人がダイニングで良いならそれでよしと思うけど、宿題終わってないタイミングで「そろそろご飯だから片付けて」とか言われたりすると、私は結構気持ちが折れてたからなー、と……
なるほど……?
まあスタディスペースにしなくとも、むにさんが家事の合間に端末置いたり書き物したりするスペースにしたっていいと思うし
あー、それは良さそう
というわけでリビング階段の隣の2.5マスを私のワークスペースにすることにしました。
ここのレイアウトについては色々野望がありますが、そこそこ予算がないと実現できないので、ゆくゆくはという感じで考えています。
こんな感じで色々なこだわりを詰め込んだ我が家の間取り案。
構造チェック通りました~
設計打ち合わせの日程はまた改めてご連絡しますね
よろしくお願いしまーす!
2回の営業打ち合わせを経て、2023年の1月、無事に営業図面が出来上がったのでした。
その約3ヶ月後に設計打ち合わせが始まったわけですが……その前にね、アイツが来た訳ですね。
出たな、不動産取得税!!!!
その話はまた、後日!!!!!
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