打ち合わせで慌てずに済む(かも?)! 注文住宅要望書のススメ【テンプレート有り〼】

ぽよりのすまいが出来るまで ~マイホーム計画の歩み~
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このブログを書いている人とその家族について

ぽより:スライムの自画像で施主ブログを書いているヒト
むにさん:道連れでスライムにされた旦那さん
関西ハウスメーカー『泉北ホーム』のスマイルパッケージで家を建てて2023年12月に引き渡されました

沈黙のぽより、起動しました。

だいぶブログの更新が止まっていましたが、どうにか浮上してまいりました。

ぽより
ぽより

え? 何やってたかって?
仕事と日帰り旅行と打ち合わせだよ。

設計図面、ようやく決まりました!!!!!!

長い、長い戦いでしたが概ね満足の仕上がりです。
あとはもう住んでみてからしか分からない後悔ポイントしかないと思いますし、だいぶ だいぶ間取りと設計オプションについては……詰め切ったと思うぞ……!!!!

間取りの打ち合わせについては(めちゃくちゃ長引いたことを除けば)(おそらく)大勝利という結果になったぽより家ですが、準備についてはそこそこ時間をかけた方だと思います。

具体的に何をしたかといえば、営業図面(※泉北ホームは最初に担当営業の方と大まかな間取りを決めます)打ち合わせの前に注文住宅要望書を作りました。

その量、A4用紙にして13ページ

ぽより
ぽより

エクセルで要望書を作りました!

確認よろしくお願いします!

泉北ホーム担当営業
泉北ホーム担当営業

はい、わかりましたー

という感じで、打ち合わせの前に営業さんにお送りして、その資料を元に営業図面打ち合わせに臨みました。

今回はぽよりがどんな流れで注文住宅要望書を作ったのかをご紹介しようと思います。

この記事のポイント

とある施主による注文住宅要望書を作るまでの流れを知ることができます。打ち合わせ前にしっかり準備したい方の参考になるかもしれません。

事前準備1:住みたい家をイメージするための情報収集

ぽより
ぽより

理想のマイホームっていうのはな……住む人間によって違う形をしてるもんだぜ……!

と、言うと「そりゃそうじゃ」と返ってきそうですが、それじゃあ「貴方にとって理想のマイホームってなんなのよ?」と問われた時にぱっと答えられる人はもう熟練の施主だとテスカトぽより思うワケ。

最終的にはこの理想のマイホームの条件を明文化するための資料として要望書を作るわけですが……そもそも、何を自分が求めているのかを知る必要がある……!

というわけで事前の情報収集を行いました。

タウンライフの資料請求で大量のカタログをゲットし、「私がほしいのは高気密・高断熱の家!」と狙いを定めて泉北ホームさんと契約したぽよりですが、それだけでは自分の求めるマイホームの姿は掴めません。

具体的には以下のものを参考に情報収集を行いました。

パナソニック 間取りづくりの手引

間取りづくりの手引き | すむすむ | Panasonic
パナソニックの住まい方情報「すむすむ」が、間取りづくりの手引きについてご紹介します。

パナソニックのサイト内にある、間取りづくりの基本を解説しているサイト。

窓や扉の種類が一覧化されていたり、間取りごとのメリットやデメリットについてまとめられていたりと、ここの内容を一読するだけで色々イメージしやすくなると思います。

セキスイハイム 間取り(プラン)イメージヒント集

間取り写真集|注文住宅の間取り(プラン)|セキスイハイム
これから家を建てる方に向けた、間取り(プラン)のイメージ写真集です。人気の間取り(プラン)を、気になる空間別にご紹介。ひろびろリビング、スッキリ収納、使いやすい家事動線など、さまざまな暮らしのヒントを掲載。理想の間取り作成にご活用ください。

セキスイハイムのサイト内にある、各間取りごとのイメージ写真を掲載しているページです。

ぽより
ぽより

なんかオシャレだけど、この間取りなんて表現すればいいのか分からない……

となりがちな、スキップフロアやヌックといった用語を知るのにも便利でした。

ここで気になった用語をInstagramやroomclip、Googleなどで検索して実例写真を集めていました。

お願いするハウスメーカーの建築事例

我が家だと泉北ホームですが、契約したハウスメーカーの建築事例や間取りプランを色々見ていました。

ハウスメーカーに事例がある間取りで「コレがやりたい!」が見つかると色々楽です。

(土地とか予算とかその他諸々間取りを左右する条件はありますが、他社の事例で見つけたものより実現可能性が高いはずです……法律とか構造的な話に阻まれるとどうしようもないですが……

施主ブログ・Instagram・roomclip

施主視点から語られるおうちづくりの話題や写真を大量に見まくっていました。

特に有り難かったのは施主ブログとInstagramです。「この間取りで大正解だった」という成功談と「これは後悔ポイントになった」という失敗談の両方を収集できたのが良かったなと思います。

ぽより
ぽより

この話、めっちゃわかるわあ

ぽより
ぽより

いや、別にそこは気にならないかな……

みたいな自分の中の判断基準を知るのに役立ちました。

他にも内装や設備のイメージを膨らませるのに、他の方の公開情報はかなり重宝しました。

マンションや中古住宅のチラシ

家のポストに投函されるマンションや中古住宅のチラシにはほとんど間取りプランが載っています。

この間取りプランを眺めながら、「この間取りは暮らしやすそう」「この間取りはイヤだ」と一通りジャッジしてから捨てるようにしていました。

こういった情報収集を日常的にやっている間に、色々マイホームに対する野望が芽生え始めます。
いや、まじでまじで。

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事前準備2:家庭内の見解を統一させるための流れを考える

我が家はマイホーム願望が強かったぽよりの暗躍によって注文住宅の道に足を踏み入れたという経緯がありまして。

状況として、ぽよりと旦那さんの間で事前の情報収集量にかなり開きがありました。

ぽより
ぽより

多分むにさん、最初は要望ってそんなに出てこないと思うんだよなー
やりたいことは多分沢山出てくると思うけど、現状イメージするのも難しい状況だろうし……

ぽより
ぽより

よし、とりあえず私の要望を出せるだけ全部だして、それを読んでもらって意見をもらう形にしよう。その過程でむにさんも多分やりたいことが出てくるに違いない 多分……

というわけで、我が家の場合はぽよりが主動して要望書をつくり、その後それを夫婦で共有する流れで進めていきました。

これに関しては、各ご家庭でやり方がいろいろあるだろうなと感じるところです。肝要なのはいかに家族のなかで意見を出し合い、見解を統一させておけるかだと思います。

事前準備3:間取り図をたくさん描いてみる

ぽより
ぽより

こういうおうちに住みた~い!

というイメージが湧き始めたタイミングで、マイホームクラウドというサイトで間取り図をとりあえずたくさん描きました。

インターネットで間取り図を作る - マイホームクラウド
マイホームクラウドはインターネット上で間取り図を作成するツールです。ソフトのインストールや専門知識は不要で、簡単に図面の作成ができます。

このサイトは敷地の形も設定できたり、延床面積と建築面積がどのくらいになっているかも出してくれるので、ほしい間取りにどのくらいの広さが必要なのかという目安をつけるのにとても役立ちました。

大量に間取りを作っていると「作ってみたものの、動線よくなさそうだな……」とか、「これはダメだな……素人目にもダメだと分かる……」とか、「これは……イケてるのでは……?!」みたいな間取りを生み出すことがありますが、それらはすべて心の中にストックするだけに留めました。泉北ホームの方にも全然見せていません。

こういった事前準備を踏まえた上で、いよいよ注文住宅要望書を作り始めたわけです。

その1:家族構成・プロフィールを書く

まずは家族構成(むにさんとぽより)とそれぞれのプロフィールを準備しました。

具体的には働き方、家事分担、趣味あたりを書いていきました。

そんなん個人情報だし書きたくないよ、と思う方も多いと思います。が、

ぽより
ぽより

自分たちの生活拠点を最適化するためには、どんな暮らしをしているかを伝える必要が……きっとある!!

という感じで色々隠さず書きました。イラスト描くの趣味とかもふつーに書いたよ。

その2:契約プラン・土地の情報を書く

契約プランによって標準仕様や規定が違うハウスメーカーも多いと思うので、契約プラン名をしっかり明記しました。

また、建築予定地の広さや建ぺい率などの情報も土地情報を元に書きました。用途地域が何に該当するかとか、準防火地域じゃないかどうかなどもしっかり書いておきます。

ぽより
ぽより

泉北ホームさんだし、きちんと土地に合わせてプランニングしてくれるでしょ

という信頼感はありましたが、書いておけば事故防止にはなるだろう、という感じで記載しました。

その3:家づくりのコンセプトを決める

いよいよ要望書らしい内容です。

まず最初に、どんな家にしたいかという具体的なコンセプトを考えました。

この一文に我が家の目指す姿すべてを凝縮! ……というわけではなく、「こんな家がいいな!」という内容を箇条書きにしたものをコンセプトとしました。

「夫婦それぞれがやりたいことを出来る家」「家事が楽になる家」「子育てしやすい家」「ランニングコストの低い家」みたいな感じです。

さらにこれらのコンセプトに対して、「このコンセプトを実現するために何が必要と考えているか」という具体的な要望もいくらか書き添えました。

たとえば「家事が楽になる家」というコンセプトに対して、「洗濯動線の良い家」「ロボット掃除機の導入」などを書き添えました。家づくりに関係なくてもとりあえず入れています。

これらのコンセプトとそれに紐づく必要条件はこの先、より細かい要望を出していく時の基本方針となりました。

その4:どんな部屋が欲しいか整理する

泉北ホームのスマイルパッケージは3LDK+Sと決まっているわけですが、LDK以外の3部屋+Sをどのような部屋にするかは各ご家庭のカラーが出るのではないかと思います。

我が家はLDKの他に夫婦の主寝室、将来の子ども部屋、そして在宅ワーカーのむにさんのためのアトリエ室として使うと決めていたので、3部屋の用途については難なく決まりました。

収納については、ウォークインクローゼットにあまり興味がなかったのと、むにさんが花粉症なので土間に上着などを片付けられたらという思いで土間収納を選択。

さらにぽよりの場合、「脱衣所と洗面台を分けたい」「ランドリールームがほしい」「帰宅後の手洗いうがいをすぐできるようにしたい」という気持ちがあったため、水回りについても洗面脱衣所ではなく脱衣所兼ランドリールーム、そして廊下洗面がほしいなーと思っていました。

ですので我が家の場合、欲しい部屋を整理したところ、

  • LDK
  • 主寝室
  • こども部屋予定地
  • アトリエ室
  • 脱衣所兼ランドリールーム
  • 廊下洗面
  • 土間収納

といった具合になります。

さらにここに標準仕様に含まれる部屋を足すと、以下のような形になりました。

  • LDK
  • 主寝室
  • こども部屋予定地
  • アトリエ室
  • 脱衣所兼ランドリールーム
  • 廊下洗面
  • 土間収納
  • 玄関
  • 1階トイレ
  • 2階トイレ
  • 階段
  • 1階廊下
  • 2階廊下
  • 浴室

こ、細かい

とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、うん、細かく書いたんだ……。

その5:部屋ごとの要望を列挙する

上記のフローで細かく挙げた部屋ごとに、要望をとにかく手当たり次第挙げて行きました。

とにかく全部出すぞ、の心意気で、とにかく書きまくりました。

そんなぽんぽん要望なんて出てこないんだけど……

という方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとなく悩んだら「いまの暮らしの不満点」をピックアップしていくと要望が出やすいと思います。

例えば今の住まい、玄関框(靴の脱ぎ履きをする段差部分)の幅が1マス分くらいしかなくて、夫婦で出かけるときに靴の脱ぎ履きがしにくい。だから新しい家では玄関框の幅を広く取りたいなー……はい、これで要望ひとつ。という感じです。

「この要望、どの部屋についての話なのか分類しにくい」みたいな要望は無理せず「その他」という項目でまとめてしまいます。例えば「窓をオペレーターハンドルにしたい」とかそういうやつですね。 各要望については参考画像や参考URLを添え、希望度合いの高さを星の数で表現しました。

そして列挙した各要望を、「間取りの要望」「設備・インテリアの要望」「その他の要望」とカテゴライズしていきました。

ここまでやると注文住宅要望書、第一号が完成します。

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我が家の場合:作った要望書を家庭内でブラッシュアップ

出来上がった要望書第1号をむにさんに共有して、むにさんの意見をもらいながら修正したり、項目を追加したり、補足を入れたりしました。

この時の反省点としては、要望書のすり合わせよりも先にハウスメーカー(我が家の場合泉北ホーム)の標準仕様や特徴についてしっかり共有しといたら良かったなーということです。 ふんわりとしか伝えておらず、むにさん側のとっかかりが何もない形だったので、色々すり合わせにも手間をかけさせてしまいました。も、申し訳ない……。

いま時間を戻せるのであれば、

①ハウスメーカーの特徴や標準仕様について家庭で共有する
②要望書を作成する
③作った要望書を家庭内で共有して追加・修正・補足を入れる

という流れで進めるかな~、と思います。

もし今後大富豪になって2軒目の家を建てることになったら、おそらく次は②の要望書作成を最初からふたりで行うと思います。

注文住宅要望書を作成するメリット

ぽよりの注文住宅要望書、めちゃくちゃ作るの面倒じゃね?

ぽより
ぽより

うんまあ、そこそこ面倒だったヨ!

とはいえこの要望書は、かなりいろいろな部分で役に立ったな……と思っています。

家族の意見のすり合わせがしやすくなる

お互いの要望や考えを文面に起こしたため、「あ、むにさんってこういう所を重要視しているんだな……」みたいなところを知ることができました。

むに
むに

ぽよりって今の家にこういう不満を持ってたのかーって初めて知ったわ……

とむにさんにも言われましたし、きっとお互いの住まいに対するスタンスを共有できていないご家庭、意外と多いのでは!? と勝手に思っています。

要望書をつくる過程でお互いの意見を知ることができたのは良かったポイントのひとつです。

要望の伝え忘れがなくなる

打ち合わせの前に要望を一覧化してメールで送ったため、打ち合わせ後に「あれ言い忘れてた!」ということがほぼ確実になくなります。

言った言わないみたいな話をつぶせるので、だいぶ気楽に打ち合わせに臨むことができました。

打ち合わせがスムーズになる

打ち合わせ当日も、営業さんと一緒に要望書の項目をひとつひとつ確認しながら相談できたので、プロの視点からのアドバイスもいただけて有意義な打ち合わせになりました。

各項目について話ができたため、予算的とプラン的に難しい、デメリット考えると辞めた方がいい、これは妥協してもいい等、採用・不採用の検討もしやすかったです。納得の上で不採用にすると不満感も薄いので、「あれやりたかったのに」みたいなストレスもだいぶ減る気がします。

事前に間取りの要望、設備・インテリアの要望とカテゴライズしたおかげで、「あ、これはインテリア打ち合わせの内容ですね」とすっ飛ばせたのも良かったなと思います。

あと打ち合わせ当日にパートナーが突然「アレがほしい」と言い出す、みたいな注文住宅あるある話がなくなります。

ぽより
ぽより

要望書を制する者は……打ち合わせを制する、かもしれない……

少なくとも時間をかけて作った甲斐はあったなと思います。

ぽより謹製!(?)注文住宅要望書テンプレート

役に立つんだろうけど、イチから作るの面倒くさい!

という方に、改変自由・フリーダウンロードの注文住宅要望書テンプレート、ご用意いたしました!!

シート1枚目は家族構成やプラン・土地情報、シート2枚目はコンセプトと各部屋ごとの要望を書くためのテンプレートとなっています。

使用報告などもいただけると ぽよぽよ飛び跳ねますのでどうぞよろしくお願いいたします!!!!!

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